内田かつのり先生が、なぜ受動?
こんにちは。内田塾広報担当の もりしたゆうです。
桜の蕾が今にも解けそうな3月の連休、ヨガスタジオマナワハウスにてヘッドショルダーセラピスト養成コースが開催されました。
これまで超能動的な方法で究極のリラックスを提案してきた「あの!内田かつのり先生がヘッドショルダーセラピスト?!」と驚かれた方も多いのではないでしょうか。
講座は、その辺りの話から始まりました。
「10年以上前になるかな・・・」
この講座が誕生するまでの歴史をそっと丁寧に話す先生とその話を頷きながら聴く受講生達。
明るい日差しの差し込むスタジオに春色の始まりの風がふわっと吹いた瞬間でした。
10年以上前・・・内田先生と言えば「骨盤」のイメージを持たれる方が多いかと思いますが、その骨盤よりも、「頭頚」の歴史の方が長いって意外ですね。
長い間の先生ご自身の体験が根底にあり創り上げられた講座です。
講座途中、先生が笑いながら仰いました。「某有名サロンの手技より、絶対良いよ!」(笑)
受講生にも笑いが起きます。でもその瞳の奥ではキラリとやる気が輝きを増しています。
内田塾の空気はいつもこう。本気で楽しい。
少人数生での贅沢トレーニング
受講者16名。
講座が開催されたヨガスタジオマナワハウスは定員30名は入る都内では珍しい広さのスタジオです。ヨガをするなら30名。セラピストのトレーニングならばそれ以上の参加が可能かと思われますが、敢えて定員を絞っての開催となりました。
内田塾は「本物」を育てることを使命とした場所なのです。
トレーニングの間中、どこかのグループが迷子になれば先生がすぐに合流してくれる贅沢な環境でした。
そして、豊富な頭骸骨模型、アナログスケール、握力計も準備されています。
2人に1つの頭骸骨はとても贅沢。
初めて使う器具、皆楽しそう。指先の感覚と向き合っています。
とにかく、触れる!
2日間とも実技の時間が豊富にとられました。
ペアを代わる代わるしてとにかくたくさんの頭部に触れること!
りんごの形が1つずつ違うのと同じように、頭の形も全く違います。
これは実際に触れてみないとわからないところ。
15人の頭に触れることができるチャンス。
皆、積極的に動きます。
まず骨を捉えるトレーニングをします。
ただ丸くて硬い骨だと思ったら大間違い!
小さな凸凹がたくさんあって、指先の感覚を研ぎ澄ましひとつひとつ探していきます。
触れられている方も、相手の狙いと触れられている場所があっているのかジャッチしながら。
触れられることでも感覚が磨かれていきます。
2日目には初日で覚えた骨を指先だけの感覚で捉えることができるか。
アイマスク着用!真剣です!(笑)
骨を捉えられるようになったら、いよいよ手技に入ります。
初級コースで学べる手技はなんと13種類!!
ヨガのアーサナが13個あったら何種類のシークエンスができるでしょう。
ヘッドショルダーセラピーも同じ。
13種類の手技をカスタマイズすることでかなりのパターンに対応できるはずです。
グリンパティックシステムってな〜に?
初めて聞く方がほとんどではないでしょうか。生理学の学びもしっかりと。
「ここが抜けてると意味がないよ。しっかり捉えてね。」
内田先生はおっしゃいますが、ここが抜けてる学びは意外と多いです。
ただ触れ方を教わるだけの講座と、内田塾の違い。
この差は大きいと私は思います。
初日には睡眠について考える時間もありました。
快適な睡眠が健康にどれほど大切か、改めて気付かされます。
「なぜ」必要かを知って、ヘッドショルダーセラピーの可能性に確信を持ちました。
そしてトレーニング2日目の朝にはその効果を感じた受講生が多くいました。
効果を感じられるからものにしようと、トレーニングにより熱が入ります。
ヘッドショルダーセラピストの可能性
ヨガの流派が数え切れないほどあるように、セラピーの世界にも数多くの流派があります。
そんな中で内田先生が提案する、「究極の受動」はヨガと同じようにやっぱり解剖学、生理学に基づいた確かな根拠があるものでした。
ヨガやフィットネスにプラス@といった考え方もあると思いますし、大いに活かせるエリアだと思いますが、眠れない悩みを抱える人の多い現代の社会、ヘッドショルダーセラピー単独であっても必ず必要とされる技になるだろうと確信しています。
専攻科、プロ科ではこれ以上のどんなことを学べるのか!?
それまでに13の手技を磨きたいと思います!
最後は修了証を持って集合写真。
データベースで内田塾に参加させていただく度に、特別な空気を感じていました。
どこがと問われると言葉で表現するのは難しいですが、意志を持った個が環を作る場所。
そんな風に見えるんです。だからこの場所は本気で楽しい!
次回にまたお会いしましょう。
Yoga studio 58 主宰 2012年よりヨガインストラクターとして指導を始めるが、間もなく目に見えないものを当たり前のように語る業界に違和感を感じ転職を検討。そんな時、これで最後にしようと参加したWS。「腑に落ちない事まで頷くことが学びではないよ」と話す内田かつのり師の言葉に「この道なら進みたい」とそれ以来、師の元で学びを続ける。
解剖学ベースの効果が期待できるヨガの指導をしていく中で、この流派を、内田師匠の教えを、広く正しく広めていける仲間を増やしたいという想いが生まれ、マットの外では、カメラ片手に記事を書く。
甘いものと白米がエネルギー源。毎日が食欲との戦い。
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