自然との調和は何処へ行った?

 

withコロナ zeroコロナ

そんな言葉が政治・マスコミから飛び交っている。

そもそもの定義がわからないので、偏見に満ちた思いかもしれないが…

 

2月7日以降、延長になった3度目の緊急事態宣言?

これが将来的にzeroコロナを目指しているのならば、人間の思い上がリも甚だしいと感じずにはいられない。

 

MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)というものがある。

これは、ありふれた菌で、髪の毛、粘膜、口腔、傷口などに付いているものだ。

 

 

僕の記憶の間違えが無いなら、昔、世話になったドクターはこう言っていった。

 

「医療関係者は割と保菌していることも有り、それにいちいち構ってはいられない、

何故なら、基本的に弱毒菌であり、抵抗力がしっかりしていれば、重症化することはない、但し、抵抗力が低下している状態の人、例えば、入院中の方などは院内感染を起こす引き金になる可能性のあるため、注意が必要だ」

 

僕が入院時に、外来で、

「あんた、もし、これで引っかかったら、悪いけど帰ってもらうからね」

 

 

抗生物質を多用する事で、菌そのものが次々と形を変え、するりするりと、隙間を縫うように、生き延びていくらしい。

 

つまり、自然とはそういうものなのだ。一つを潰せば、次のものが訪れる。

 

これは、人間の世界でも起こりうるであろう。

 

職場の中の怠け者を処分しても、必ずと言って良いほど、また、新たな怠け者の強敵が現れる。

ヤクザを暴対法で縛り付けたら、半グレが幅を利かせる。

ヤクザを肯定するつもりはないが、実質、必要悪として、世の中のバランスを保っていたはずだ。

 

 

山の木を切りすぎて、猪や熊が住む場所をなくし、人を食するなんて事にも共通する自然界の連鎖だ。

自然は美しいものだが、残酷でもある。食物連鎖の頂点にたつ人間様ではあるが、自然そのものをコントロールしようなんて、馬鹿げた行為は、天に唾を吐くようなものだ。

 

 

人間様が一番偉いだとか、お医者様が一番偉いだとか、そんな思い込みこそが、自然界からしっぺ返しを食らう事になる。