母親変わり、もう一人の母親。
それが町田に住む叔母である。
究極のポジティブシンキングを持って、80過ぎた、今も尚、元気なのだ。
自転車にも乗り、都内へも行き、
誰かの世話にもなってない。
食事をすれば、2人前食べる勢いなのだ。
ある時、僕は嘆いた。
『お母さんは、親父が死んでから、呪縛から解き放されたかのように、がっついて、がっついて、ジャンクフードまっしぐらだったよ。
それさえ、無ければ、脳梗塞なんて防げたかも知れないのに…。』
『あんた、姉さんは、分かっていたのよ。病気になる事を。だから、その前に死ぬ程、食べたんだよ。良かったねぇ。』
『沢山、美味し物食べれて、良かったネェ』
こんな発想、死んでもあり得ない。
この人には、敵わない。
手垢にまみれる事のない、
ポジティブシンキングなら、いくらでもOKだ。