りんちゃん。
沖縄在住のリアルアナ骨ティチャー。
最近ではオンラインといった画面越しではあるが、半年近くお付き合いして頂いている。
沖縄人、全てがそうなのかはわからないが、兎に角、所作に余裕が見受けられるのだ。
気負う事なく、肩肘張らない力の抜け方はバツグンであり、見ていて清々しくも美しい。しかし、気合は入っている。つまり、気負いと気合い。字は似ているが丸っ切り意味がちがうのである。
そこを上手に使い分け…いや恐らく無意識にコントロールされているだろう。
荒波という波風を乗り越えて来た者だけが、醸し出せるオーラがあるのなら、まさしくそれだ。
絶対的な人生の経験値に基づくものであり、上澄みだけをさらうような薄っぺらさ、そんな生き方ではなし得ないからだ。
講座の中で、学びのアウトプットにグループを作っても、りんちゃんさえ居てくれたなら、そのチーム全員が円満にスムーズに学びに集中が出来る。
これが、僕としては1番有難い事だ。逆に言えば、残念であるがこのスキルを、インストラクター資質とは無関係だと思いこんでいる方が多いのも実際の所。
どうしたら、気がついてくれるのだろうと思って、りんちゃんからヒントを貰おうとを見ているが、これは教わるものや、教えられるものではなく、単にりんちゃんの人柄の問題なのかとも思う。
そんな、りんちゃんも20代の時は、仕事、人間関係にも行き詰った時期があったようだ。
りんちゃんがそっとして告白するかのように話してくれた、本当は話したくないはずの遠い昔の記憶。
『なにもかも嫌になって でも歩みを止めるわけにはいかず…
どうしたらこのモヤモヤから抜け出せるのかわからないまま、遅い残業を終え帰宅した後 毎晩、走りに出ていた。
5Km弱のいつものコース。
最後のすごく長い上り坂。
その坂を目の前にして。
心の中で「なんだ坂。こんな坂。」と何度も繰り返し
いろんな事に負けずに進もうと
自分に言い聞かせるように走っていた』
THE昭和ではないか!
昭和という古臭さがあっても、その全力があったからこそ、今のりんちゃんを創り上げてくれているはずなのだ。
りんちゃんを見ていると、強い人間は、誰にでも本当の優しさを振りまいてくれる事がわかる。
ついつい、講座ではりんちゃんの笑顔という助けに力を借りてばかりの僕だから、りんちゃんの魅力をシェアさせて貰う。
最近、更に判明したことは、英語までもがペラペラであり、パソコン苦手世代でもあるはずなのに、そこにも明るいという事実。それもひけらかす事なく、そっと、慎ましく打ち明けてくれた、りんちゃんが、僕は大好きだ。
小倉でのアナ骨WSでは、震えながらもアーサナを解かないりんちゃんに、恐怖した位だ。ヤバイ人来てるよ!と。
そんなヤバイ人、りんちゃんが、沖縄から、春を届けてくれるなんて、嬉しいすぎるのである。
- 内田かつのり -