『息は嫌でも吐けるから』 ヨガフェスタ横浜 vol.5

自律神経という言葉は、身体への興味がある方なら誰もが知ってる言葉になりました。
本屋へ行けば、副交感神経を優位する生き方!的な本が沢山見受けられます。
が、果たして、
本当でしょうか?
もしくは、
交感神経って、そんなに悪い神経なのでしょうか?
メディアが発信する情報はどうしても、そこに〝驚き〟と〝安易〟さが並列します。
著者側からしたら編集された内容に『こんな話じゃないんだけど…』『そう言う事を言いたい訳じゃないのだけど…』というジレンマが付き纏うものです。
編集者からすると『そんな細い情報いらないんです。もっとキャチーな奴下さい』となります。
その典型が本屋の〝家庭の医学〟コーナーですね。
少し覗いてみれば、
何々すれば100歳まで生きる
足裏さえ揉めば全て健康
耳たぶ引っ張ると万病が治る
10円玉貼れば腰痛が治る
手のひら解すだけで肩凝り解消
びっくりするほど視力があがる〇〇法
(多分、著者は複雑なやりきれなさが付き纏うはずです)
『もう、いいかげんにしてくれ…。』
と感じるのは僕だけでしょうか?
(因みに、僕も微妙な、黒歴史があるのですが…過去に数回、イントラさんから突きつけられて焦りました…)
これで治るなら、
世の中、健康人だらけだし、
それで健康になれたなら、
何故、同じ出版社が
幾つもの健康本をだすんのだろう!
今では、それが更に進化し
YouTubeでも、
莫大な健康情報が溢れてます。
因みに、僕が好きなYouTubeチャンネルは、どれも殆ど再生回数が極端に少ないものです。
身体を真面目に語っても、難しすぎてしまい、上澄みだけが望まれる時代でもあるのでしょう。
話しを戻しますが
身体に存在するもので、不要なものは何一つありません。
交感神経が悪い訳でなく、今という人間関係に不寛容な時代だから、誰もが心の緊張に敏感になり過ぎて、疲れて果てているのがデフォルトです。
だからこそメディアは、
副交感神経優位を謳いあげるのしょうが、
副交感神経優位をつくりたいのなら、
ある程度、
交感神経優位状態を身体に起こす方が、自律神経の調整は起こしやすいのです。
アーサナ中、
『息を吐いて、吐いて』『吐く呼吸に意識を持って』
という誘導、気持ちはわかるのですが、
それより、
『いやが応でも吐くよ』にアーサナ誘導をかけたほうが、身体は反応しやすくなります。
アナトミック骨盤ヨガに起こる誤解は、
この辺りのあるのでしょうが、
ただキツイでも辛いでもないですが、
とうしても、皆さん、
個人のキャパを飛び越えてしまう傾向があります。
体育会系の方は、それで構いません。
是非是非、
負けず嫌い魂を出して下さい!
そうでない方は、
もっと、ご自身のペースを、マットの中の居場所を、改めて探してみてください。
『楽ではない』かもしれませんが、
『楽しい』場所が必ずあるはずです。
四年振りのヨガフェスタ横浜。
ここでは、1/fのゆらぎの心地よさを感じていこうかと思います。
9/18日 13:30から僕のクラス、アナトミック骨盤ヨガになります。
『思い切り、楽しい!』をテーマに、自律神経のゆらぎを味わい、アナ骨楽しんでいきましょう。
yogafest Yokohama 2023公式サイト - yogafest 2023